【公式】おおつ消化器・呼吸器内科クリニック|胃カメラ・大腸カメラ 埼玉県北足立郡伊奈町

消化器内科

ピロリ外来

ヘリコバクターピロリおよびピロリ菌感染胃炎について

当院では日本ヘリコバクター学会認定ヘリコバクターピロリ感染症認定医である院長自ら除菌の治療にあたっております。

ピロリ菌の感染診断は原則胃カメラ後に施行されます。胃カメラで胃内にピロリ菌関連疾患(萎縮性胃炎、胃・十二指腸潰瘍、胃癌など)を認めた場合に初めて検査を行うことが出来ます。ピロリ菌の検査のみ行うことは健康保険の適応にはならず、自費での検査になります。自費の検査でも良いという場合は当院でも自費での検査を行っておりますが、一度も胃カメラをしていないのであれば一度胃カメラで評価してからの除菌治療をお勧めしております。当院では胃カメラ検査と同時にピロリ菌の検査も行えますので患者様の負担が少なくすみます。

他院で6ヶ月以内に胃カメラを実施されている方は結果をお持ちいただければ保険適応内でのピロリ菌の検査が可能です。

原因

ピロリ菌は唾液、歯垢、胃・十二指腸、便から検出されており、口-口感染、糞-口感染、水系感染、医原性感染などが感染経路としてあげられますが、現在、国内で最も考えられる感染経路は幼少期の口-口感染による家庭内感染が多いといわれております。特に母親からの感染が多いとされています。

症状

ピロリ菌に感染すると胃炎が生じ、胃炎が持続して、様々な要因が加わることで多くの疾患が引き起こされます。ピロリ菌感染は、萎縮性胃炎、胃・十二指腸潰瘍、MALTリンパ腫、胃癌、過形成性ポリープ、機能性ディプペプシア、特発性血小板減少性紫斑病、鉄欠乏性貧血、慢性蕁麻疹などと関係しております。胃癌に関しては、ピロリ感染者の約10%が発症すると推定されています。

検査

ピロリ菌の診断には胃カメラ中に出来る侵襲的検査法(迅速ウレアーゼ試験, 組織鏡検査法、培養法)と胃カメラを用いない非侵襲的検査法(尿素呼気試験、抗ピロリ抗体検査、便中ピロリ抗原検査)があります。複数の検査法を組み合わせることにより診断精度が上がります。
当院では迅速ウレアーゼ試験、組織検鏡法、培養法、尿素呼気検査、血液および尿による抗ピロリ菌抗体検査、便中ピロリ菌抗原検査とすべてのピロリ菌検査の施行と評価が可能です。

治療

ピロリ菌の除菌は内服治療によって行われます。制酸剤、抗菌薬2種の3剤の組み合わせを1日2回、7日間服用することで除菌されます。近年、新しい制酸剤が開発されることで除菌効率が上昇し、1次除菌(初回の除菌)では92.6%、2次除菌(初回の除菌が失敗し2度目の除菌)では98.0%が成功すると言われています。

ピロリ菌の除菌治療は2次除菌まで保険が適応されますが、そのためには胃カメラ検査が必須になります。胃カメラ検査、ピロリ菌感染を証明できる検査結果の両方がそろって初めて保険診療となります。また検査が半年以上前の場合などは再検査をお願いすることがございます。
2次除菌が失敗した場合の3次除菌、または、保険治療で使用する抗菌薬(特にペニシリン系)にアレルギーがある方は、自費での治療となります。
この場合、学会で推奨されています抗菌薬の組み合わせで治療を行います。
費用に関しましては、薬と除菌判定の検査のみであれば約20,000円程度、
胃カメラを行い、生検から胃の組織を採取し、ピロリ菌を培養して抗菌薬の感受性(薬の効く効かない)を評価してから治療効果のある抗菌薬をオーダーメードで選択し除菌治療を行う場合には45,000円程度かかります。

当院では日本ヘリコバクタ―学会認定ピロリ菌感染症認定医である院長が責任をもって診断・治療を行います。当院での除菌をご希望される患者様でピロリ菌陽性とおわかりの方は検査結果をご持参ください。

食道・胃・十二指腸の病気

日常の胃の痛みはもちろん、胸やけ、胃もたれなどの治療も行っております。また、肝臓が悪い方は胃・食道静脈瘤の合併症などもあります。

主な疾患

逆流性食道炎、食道ポリープ、胃・十二指腸潰瘍、萎縮性胃炎、胃ポリープ、胃・食道静脈瘤

大腸・肛門の病気

おなかの調子が悪い、便秘や下痢症状、便に血が付く、大腸ポリープを指摘されたことがある、健診で便潜血が陽性であった等、おなかに関する悩み事がありましたらご相談ください。

主な疾患

大腸ポリープ、大腸腺腫、過敏性腸症候群、潰瘍性大腸炎、クローン病、虚血性腸炎、出血性腸炎、大腸がん、痔

肝臓の病気

若い方でも健康診断で肝機能障害を指摘される方を多く見かけます。アルコールによる影響や肥満、サプリや健康食品、ウイルス感染など原因は多岐にわたりますので、健診での肝機能障害を指摘されたかたは、まずは受診しましょう。

腹部超音波(エコー)で脂肪肝や腫瘍などの精査が可能です。脂肪肝も長期にわたり放置してしまうと、将来肝硬変や肝がんになってしまうことがあります。また、B型肝炎やC型肝炎、そのほかの肝疾患に関しても当クリニックでフォローいたします。

主な疾患

脂肪肝、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)、アルコール性肝障害、B型慢性肝炎、C型慢性肝炎、原発性胆汁性肝炎、肝嚢胞、肝血管腫、肝硬変、肝細胞がん

胆のう・膵臓の病気

健診で「胆のうの壁が厚い」「胆管が太い」「膵臓にのう胞がある」など言われたかた、胆石でおなかが痛くなったことがあるかたは一度受診ください。

主な疾患

胆石、胆のうポリープ、胆のう腺筋症、胆のう癌、慢性胆のう炎、膵のう胞、慢性膵炎、膵石、膵癌

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