【公式】おおつ消化器・呼吸器内科クリニック|胃カメラ・大腸カメラ 埼玉県北足立郡伊奈町

一般内科

一般的な風邪、インフルエンザ、扁桃腺炎、下痢、腹痛、頭痛、不眠症などの体調不良に対する診療・治療を行います。また、高血圧症、糖尿病、高脂血症など生活習慣病といわれる疾患や、メタボリック症候群の健康管理も行います。

高血圧、糖尿病、脂質異常症(高脂血症)、骨粗しょう症

高血圧

日本では40歳以上の2人に1人が高血圧症であるといわれています。

血圧が高い状態が続いていても、症状を自覚することはほとんどないため、健康診断や人間ドックなどで血圧が高いといわれても医療機関に受診することなく放置したままの方を多く見受けます。癌も同じですが、「症状がない」=(イコール)「放置してよい」という理由にはなりません。高血圧によって動脈硬化が引き起こされ、血管の壁が厚くなり、血液の流れが悪くなり、さらに高血圧が悪化するという悪循環に陥ります。

最悪、心筋梗塞、脳出血、脳梗塞などの命にかかわる重大な病気をひき起こしかねません。

内容・症状について

高血圧は、心臓から送り出される血液の量が多くなったり、血管が細く・狭くなり血液の流れが悪くなることで、血圧が高くなる病気です。
高血圧には、原因が分からない本態性高血圧、腎臓やホルモン異常等が原因で起こる二次性高血圧があります。
二次性高血圧の場合は原因疾患を治療する必要があります。
高血圧の大部分を占めるのは本態性高血圧です。こ遺伝的な素因に加え、肥満、運動不足、塩分摂取過多などの悪い生活習慣が合わさって起こるといわれます。

高血圧の診断基準

現在のガイドラインでは下の表のように分類されております。
ただし、高齢者の場合においては、血圧高値の方が生命予後が良いという報告もあることから厳密な降圧は行いません。個々の症例・合併症など考慮してきめ細かい設定が必要です。

まずは、毎日血圧を測る習慣をつけましょう。

治療の前に、自分の血圧の状態を知ることが重要です。安価な家庭用血圧計で問題ありませんが、指や手首で測るものよりも、上腕で測るものの方が正確な値を測定できます。
一般的には、起床後1時間以内で朝食前と寝る前に測定するとされております。また必ず測定部と心臓の高さを同じにして測定してください。座った状態でも寝た状態でも構いません。

治療

高血圧の治療の中心となるのは、「食事療法」「運動療法」「薬物療法」の3つになります。そのうち、食事療法と運動療法は、すべての高血圧の患者さんが最初に取り組む治療であるとともに、長期にわたって続けていく治療の基本でもあります。この2つの治療法を行っても血圧の調節が難しい場合やその他の病気がある場合は、薬物による治療も開始します。

脂質異常症

脂質異常症(高脂血症)とは、コレステロールや中性脂肪(TG)が基準値以上に増加した状態を言います。ガイドラインではLDLコレステロール、TG、HDLコレステロールの基準値をそれぞれ設定し、いずれかに異常があれば脂質異常症となります。

症状

自覚症状はなく健康診断等で偶然見つかる場合がほとんどです。
脂質異常が長く続くと、動脈硬化を引き起こし心筋梗塞や脳梗塞の原因となります。

原因

脂質異常症は、不適切な食事摂取、運動不足などに基づいて発症する続発性と体質・遺伝子異常に基づいて発症する原発性にわけられます。

  • 不適切な食事摂取
  • 過剰な飲酒
  • 運動不足
  • 二次性の病気
    糖尿病、甲状腺機能低下症、肥満症、メタボリックシンドローム、ネフローゼ症候群、脂肪肝、痛風・高尿酸血症などが原因となる場合があります。
  • 家族性高コレステロール血症
    LDLを細胞内に取り込むLDL受容体の遺伝子異常が原因で、日本では約500人に1人の割合で起こります。

糖尿病

糖尿病は、血中のブドウ糖の濃度(血糖値)が高い状態が続くことで、眼、腎臓、心臓、脳、抹消神経、皮膚等にさまざまな障害が起こる病気です。
糖尿病になっても、最初のうちは無症状です。

血糖値が高い状態が続くと、徐々に全身の血管、神経にダメージが蓄積していきます。
のどの渇き、疲れ、頻尿などの症状が現れるようになるのは、病気が進んでからになります。
糖尿病はしっかり治療すれば、合併症を予防できますので、健康診断で血糖が高いと言われた方や、心配な症状がある方は、早めに受診することをお勧めします。

原因

血糖を調節するインスリンというホルモンがうまく分泌できなくなり、血糖値が高い状態が続くようになってしまうのが糖尿病です。

症状

血糖値が高くても、最初のうちは、ほとんど症状を感じることはありません。しかし、血糖の高い状態が続くと、のどの渇き、疲労感、多尿・頻尿などの症状が現れるようになり、次第に全身の血管や神経が傷ついて、全身のさまざまな臓器に影響が起こってきます。逆に、糖尿病になっても、食事療法や運動療法、薬によって血糖をきちんとコントロールできれば、症状をなくし、合併症を予防できます。

診断

糖尿病の診断は、血糖値とHbA1cの値、症状、その結果から診断されます。
次の(1)~(4)のいずれかに当てはまる場合を「糖尿病型」といい、別の日に行った検査でも糖尿病型であることが再確認できれば「糖尿病」と診断されます。

(1)空腹時に測定した血糖値(空腹時血糖値)が126mg/dL以上
(2)ブドウ糖を飲んだ2時間後に測定した血糖値(ブドウ糖負荷試験2時間値)が200mg/dL以上
(3)食事の時間に関係なく測定した血糖値(随時血糖値)が200mg/dL以上
(4)HbA1c(NGSP)が6.5%以上[HbA1c(JDS)が6.1%以上]

治療

治療の基本は食事療法、運動療法にあります。
特に2型糖尿病には、食事や運動などの生活習慣が深く関係しています。食事療法と運動療法で血糖値が改善しない時や、血糖値が非常に高く、速やかに下げる必要がある場合には薬物療法が行われます。

1型糖尿病では、インスリンが出ない状態になっているため、最初からインスリンによる治療がとなりますが、血糖値をより良くコントロールし、インスリンの量を減らしていくためにも、食事療法、運動療法は基本の治療として続けていくことが大切です。

食事療法

食物繊維が豊富な野菜を多く摂取する(1日350g以上、緑黄色野菜は120g以上)
甘いものや脂っぽいものを食べ過ぎない
薄味につとめる
お茶碗は小ぶりでごはんは少なめに
食事は決まった時間に、ゆっくり時間をかけて食べる

運動療法

運動は肥満の防止になり、筋肉が増えると基礎代謝量も増えます。運動を行えば、それだけ糖尿病の発症が抑制されることが知られています。
通勤の移動手段として積極的に徒歩を行う、階段を使うなど、日常生活に運動を取り入れる
男性は1日9200歩以上、女性は1日8300歩以上を目標に
1日30分、少し早足で軽く汗ばむ程度が最適

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